※ネタバレ有 関西ジャニーズJr. THE BEGINNING〜笑劇〜 グローブ座公演 レポ
- 発端
- 着弾
- 開演 〜OP〜
- 魔法のランプ*13
- ウラメシヤ
- 伝説のヒットマン
- 大江戸劇場
- スーパー・ロボ?
- 楽園
- 再びウラメシヤにて
- 再び再びウラメシヤにて
- 10年後
- 〜ED〜
- 最後に(超個人的な感想)
発端
関ジャニ∞の大倉忠義
が企画・プロデュースする「THE BEGINNING ~笑劇~」が、来年1月31日から2月20日まで東京・東京グローブ座、23日から3月6日まで大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。 引用元:
NANJA KORE 〜〜〜〜〜〜〜
When
何故1ヶ月もある?(単独*1は2ヶ月しかないのに)
Where
何故東京でもやる?(関西だったら行けなくても地方の壁と言い訳できたのに)
Who
何故自担がいる?(私情)
What
何故小島組*2(小島組?なんぞや?となった方は脚注参照)という非公式インディーズ軍団があの(Twitterによる関ジュの宣伝いつも大変お世話になっておりますこと)大倉忠義P管轄の下で舞台をやろうとしている?
Why
何故
何故
當間「僕らで戦ってるというより、法律と戦ってる感じです」
TVガイドalpha XX
———ところで、タイトルの『笑劇』を数字で表すと、どんな割合になりますか?
佐野 笑10:劇0
小島 俺は、劇10やなぁ。劇10:笑0。
Stage navi vol.63
當間 じゃあ、このメンバーが選ばれた理由くらいは聞いていいですか?
小島 理由はないよ。敢えて言うなら運命や。川を水が流れるように、僕たち5人も必然的に集まったんです!
BEST STAGE 2022年2月号
わからない。かつてここまで何をやるか検討もつかない舞台が存在しただろうか?いや、ない。ボスタービジュアルが出ても、グッズ(思い出は小島組とともに、って何やねんてか無駄に使えるもの*3出すし)の詳細が出てもわからない。期待。不安。疑心。不安。不安。疑心。不安。不安。不安。
着弾
開場。消毒。首で検温。デジチケ。「会場内撮影禁止となっております(フライヤーを渡され押し出される図)」*4物販に並びグッズ購入。キャッシュレス決済にも対応しており目から鱗(ジャニーズ舐めすぎ)
座席に着くと皆さんご存知の通り「これ小島組に言わされています」アナウンスが流れる。
待てないならネタ、100万円男ネタ、お席には〜が置かれていますネタ。
会場がザワっとなる。これを裏でシメシメと思われていると考えるだけで悔しい。今すぐ帰りたい(帰るな)
ディズニーのような音楽が流れていると言われてるが確かにディズニーの音楽。舞台のセットを見た時の一発目の感想は「イッツアスモールワールドや!!*5」
あれよあれよという間に開演のブザー。いざ、小島組の世界へ。
開演 〜OP〜
※ここからはガッツリ本編のネタバレです
※筆者が入った公演の話です。アドリブの部分やチャレンジ企画などは公演ごとに内容が違いますので「筆者が見た公演はこうだった!」という参考までに。
※筆者はどこにでもいる一般家庭の学生(バイト経験無し)(このお金公式写真に使えるよなと思いつつウニ*6とカラ館*7にお金を溶かす日々)なのでジャニーズファミリークラブのチケット抽選システムとご縁のあった1公演しか観劇しておりません。公演中にメモ等も取っておらず己の海馬と戦いながらまとめております。記憶把握漏れや認識違いを発見しましたら、コメントやTwitterのリプやDM等何かしらでコンタクトをとっていただけますと幸いです。
眩し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これ、多分ダメな眩しさ。よく記者会見で「フラッシュの点灯がありますが〜」とか大したことないのにナイーブになる日本の公共放送に喧嘩を売ってる。
眩しい。激しい。あかんやつ。てか変なとこに予算を使いすぎている。
こんなに無駄にスポットライトを激しく動かしたのは後にも先にもグローブ座史上小島組だけだ。2022年最もSDGsに配慮していない舞台賞があったら第一位。この無駄なところに労力を使う小島組に完全に掴まれた。
と笑劇のために書き下ろされたオリジナルナンバー「SHOWGEKI!!」からスタート。作詞小島組 作曲佐野晶哉 編曲大西省吾(エイト兄さんの御用達)衣装はポスターでも着ている燕尾服。
曲調は…全体的にSMAPの「がんばりましょう」の冒頭「て〜れれれてれれれてれんれん(伝われ)」の部分が続いてブロードウェイミュージカルチックになっていると考えていただけたら想像しやすい(しにくい)だろう。
あと真鳥が振り付けなのは驚いた。元気?(悪寒)
ここの歌詞は果てしなく強いオタク様がまとめてくださる*8のでここでは歌フェチ*9の感想(個人的なものなので必要なかったら飛ばしてね)映像で見るものと生で聞く歌はやはり全然違うものである。
こじけん
腹からしっかり声が出て惚れた。恋人にしたい歌声枠。Aぇの中では決して歌うま枠ではなかったはずなのに……そういえばサマスペで Hey!Say!JUMPの「Star Time」歌い上げたんだっけ……アーカイブ、、はよ、、、*10果てしない愛しさはこのグローブ座に確かに生まれた
晶哉
うっっまーーーーーーーーレ・ベ・チ。声の出し方がジャニーズありがちな「(ジャニーズ内だったら)うまい!!上手だね!!!」のエセ歌うまじゃなくて、ちゃんとミュージカルの人だ〜〜〜どこぞやの先輩が口が縦に開いててちゃんといい声が出てると言っていたがまさにそれ。安定感に彼の包みこむような歌声…自担でよかった公文式
斗亜
とにかく驚かされた。あんな声出るのかと。「いつも僕は君だけの王子様」「いつも君は笑ってて」*11フェチから見た斗亜の印象は「ふわふわなこえ〜〜〜かわい〜〜」だったが、しっかり声を出していた。イキイキしていて「生きてる…舞台の上で生きている…Toa life is beautiful…」と語彙を失った。上手いとか技術があるというより、彼のひたむきさがこの曲この舞台に合っていた。
るーく、岡ちゃん
2人まとめてで申し訳ございません(この2人はまとめて書きたかった)
2人はラップパートを担当。るーくはもちのろんでバチバチにキメる。対して岡ちゃんはご想像の通り「◎△$♪×¥●&%#?!」と岡ちゃん語*12でキメる。このギャップがいい味を出している。適材適所。不適材適所。このコンビネーション。小島組に人生を預ける決意をした。
筆者調べ個人の顔が一番見えやすかったのがここ(メモ程度に)
下手側の人権は斗亜担→佐野担
上手側は佐野担→斗亜琉巧担(自担しか見ていないので自担しかわからない)
正面はもちろん小島担の人権。
「時代がまだ追いついていないだけ」
の決め言葉で暗転。
魔法のランプ*13
アラジン:斗亜
ジャスミン:當間
敵:岡
魔法のお兄さん:佐野
猿(ハ?)(どう見ても猿だった):小島
ジャスミン(當間)を助け出そうとするアラジン(斗亜)
魔法のランプを持ってこないとジャスミンは渡さない!!と敵(岡)に言われ、アラジンと猿(小島)がランプを探しに行く。
そこに現れた魔法の絨毯が導いてくれるのか、、と思ったら2人を思いっきり叩く魔法の絨毯。痛いとガチギレする猿。魔法の絨毯とのいざこざ。ここの場面で「笑」「劇」を見にきたのだと体感させられる。
そして運よく見つけたランプを擦ると魔人(佐野)が現れる。フレンドライクミーを歌いスクリーンには大量のヨシ子*14登場。
ここでちょっとコントチックに。
アラジン「おじさん!」
魔人「うん。お兄さんだから」
アラジン「おじさん!」
魔人「お兄さんだから💢💢」
なんて茶番
は置いといて、おじさん!!とにかく敵を倒して!とアラジンがお願いし、あっけなく敵が倒れる。
魔法の絨毯に乗りチョ〜いい感じのムーヴになるアラジンとジャスミン。
アラジン(嶋崎斗亜 (関西在住18歳高校生) )とジャスミン(當間琉巧 (関西在住17歳高校生) )
真剣に演技しているのにカオスで笑いが止まらない。別の角度から笑いが来ましたわ……共感性羞恥ではないんだけど……このシュールな場面を想像してみてほしい。笑える。非常にてぇてぇのだけど笑いが止まらない。
アラジン
「俺と結婚してください!」
魔人「キュンで〜す☆(指ハート)」
貴様いたのかァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
非常に絶妙な「笑」だった。
さらに、「A whole new world」のイントロが流れてくる。魔法の絨毯に乗っているアラジンとジャスミンによる美声で会場がPeacefulに包み込まれるのかと思いきや
晶哉演じる魔人が全部歌ってしまう始末(流石カラオケ100点上手かったけども)
おそらく筆者が今後オタクとして生きていく上で自担に「ウルセーーーーー黙れ!!どきやがれ!!!!それ引ーーっ込め!!!引ーーーっ込め!!!」なんて感情になることはないだろう。
とこの話はめでたしめでたしのHappy ENDかと思いきや、魔人の天才的な一人芝居が始まる。魔人こと佐野晶哉の1人劇場、開幕。
この一人芝居を簡単にまとめると
魔人以外の4人は「あのおっさんきっしょ!」と言い残しその場を去ったのだが、「きっしょ?は?なんだよお前ら」と謎に堪忍袋の尾が切れてしまった魔人さん「人間なんて嫌いだ復讐してやるからなグヒヒ」と言い残し暗転。
そしてアラジンの章で初っ端から
「ミュージカルコント対決」
MCは斗亜。大きくなったね斗亜(涙)(涙)(溢れる母性)(キモい)
岡ちゃんは「ひょっこりはん」こじけんは「ゲッツ」で勝負。もちろん岡ちゃんの圧勝だったが、絶妙に面白くないラインをついてくる流石小島健。*15
ここで下手側に座り髪をイジってギャルっぽくなる琉巧がツボ。数学の授業で先生に答えを求められた時「えぇ〜〜わかんないんですけどぉ〜←ちっちゃい「ぉ」大事」と言い出しそうな態度。*16
ウラメシヤ
本当は「ステナビvol.65はお手元にございますでしょうか?86ページの笑劇レポのページをお開きください」と言いたいところだが…
流石に無理があるので、想像しやすいようにざっとウラメシヤの店内(ステージ上構成)を描いたので参考までに。ただ絵による表現だけでは限界があるので、気になった方はレポが載っている雑誌*17をお手元に用意していただければ。
木の葉を身に纏った少年(斗亜)が居酒屋風の店「ウラメシヤ」にやってくる。そこにはカウンターに座る黒スーツに黒のサングラスを掛けた男(小島)無口なのだが急に高い声を出したり低い声を出したり、とりあえず変な人。とりあえず水を飲みたいのでどこにあるか教えてと聞くとあちこちを指差しクライを惑わすケン(最終的には正しい場所を教えてくれた)
次に店に入ってきたのはちょんまげ頭の「THE江戸時代」を連想させる格好の人物(當間)「マ、マツケン!?」と思わせたほどもろマツケンさんって感じ(衣装が真っ黄色なだけだけど)
そしてシルバーの全身スーツ(筋肉のプリント入り←なぜ)を着た近未来型ロボット(岡)が登場。動きがキレキレ(言われて気づいたけどこのメンバーで一番先輩*18だしね)ロボットなのに機械に弱く、電子端末の使い方がわからない。
晶哉演じる店主が「ここにはなんでもあるんですよぉ〜牛肉豚肉トラ肉オオカミ肉〜液体なら水やコーヒーガソリンまで〜」など店の説明を……とここで琉巧やらからの晶哉への無茶振り大会開始
琉巧「ミシンもおいしく食べられるんですよね!」
晶哉「そうそう今日は仕事が多いわね〜カタカタカタカタ〜ここが食べられる〜(ニュアンス)ってなんでやねん!!」
琉巧「自由の女神もおいしく食べられるんですよね〜」
晶哉「そうそうアメリカが創立した時からここにいるけど、この松明実はアイスなんだよねお腹空いたから食べようもぐもぐってなんでやねん!!」
らじらー!サタデー*19のノリツッコミしたるで〜のコーナーが役に立った瞬間。言うまでもないがここの部分は無茶振りなので毎公演内容が違う。
そんな茶番はさておき、店長以外の4人が何故僕たちはここにいるんだ?と疑問に思う。
それはここに集められた4人全員が死んでいるからであった。
うらめしや 恨めしや うら飯や グヌヌ〜〜〜うますぎる。
伝説のヒットマン
時 2022年(現代)
ヒットマン・ケン:小島
組長:佐野
アチョー:岡
アチョーの手下(黄色い全身タイツっぽいものを着用):斗亜、當間
中国拳法使いのアチョー(岡)率いる悪の一味に捕らえられてしまい、十字架に縛られている組長(晶哉)。そこで現れる伝説のヒットマン、ケン(小島)組長を助けるかと思いきや、組長の腕にビリビリ装置を装着させビリビリさせる(バラエティーで鍛えられたリアクション能力を発揮)
と軽いジャブはさておき、組長を助け出すためケンが無双。まずは手始めにルークが打った銃の弾を全て掴み取り(ただし手は真っ赤)一発でルークを撃ち返す。
ヌンチャクでかかってこられたら男としてヌンチャクで戦うケン「目には目を、歯に歯を」の精神でアタッシュケースからヌンチャクを取り出しトアと戦う。舞台上で戦っているはずが、いつの間にか下手側の舞台裏にフェードアウト。まさかの舞台裏で戦闘を繰り広げる。晶哉と岡ちゃん焦る(ここは一瞬舞台の役が抜けていた)出てきたと思ったらトア優勢状態からケン圧倒的優勢状態に(首をヌンチャクで巻かれるトア)*20
そして締めはアチョーと中国拳法で対決。しっかりと倒すケン。
そしてケンと晶哉、どちらが暴れた責任を取る?という名目(よくよく考えたら意味わからん)で"ガチ"のロシアンルーレット。一発目で当たってしまいケンは呆気なく死んでしまった。*21
組長「エッ!?ちょまって!!十字架からほどかれてないんですけど〜〜〜!?!!」
大江戸劇場
1692年(過去)*22
金左衛門:當間
将軍:斗亜
町娘(ウメさん):晶哉
医者:岡
エンターテイメントの素晴らしさを日本に広めたい江戸の役者、金左衛門(當間)だが寿命があと1年*23と言われ、本当かどうか医者(岡)に診察してもらう。
聴診器を当てて一瞬で「わかりました」と好きな食べ物を当ててくる医者(食べ物?飲み物?)ソレジャナイ!!と次は真面目に……
「余命はあと3分です」
その場にたまたま居合わせた町娘のウメさん(佐野)と将軍(斗亜)と3分間の即興劇スタート!
一方小島健は…舞台の階段を登った上(下手側)でカップラーメンを作りながら3分の即興劇を眺めている。*24
ウメさん「とりあえずお茶をどうぞ〜」金左衛門「う〜んいつもと同じじゃ〜」から始まり、将軍に無礼なことをして将軍がおこになったり、とにかくてんやわんや。
医者「寿命が伸びる方法があります!洋食サイコー!と言ってください」
金左衛門「洋食サイコー」
医者「いや欧米か」(この流れが2回あった)(ウケた)
と3分が経ち金左衛門無事死亡(世界一正しく世界一間違っている無事死亡の使い方)
「今日の即興劇は〜40点!!!!(低い)」
スーパー・ロボ?
2208年(未来)
オカユ:岡
スティーブ・ジョブリンジョブリン:小島
ジョブリンの手下:佐野、斗亜
ロボット1号:當間
アメリカンチックな音楽が流れる。外国のニュース番組のOPで掛かる的なそれ。後ろのモニターには皆さんおなじみアッ◯ルのロゴ……ではなく紫色の左半分がオレンジ、右半分が何かの果物(キウイの断面?)になっている3DCGが回転。そしてスティーブ・ジョ◯ズに扮したスティーブ・ジョブリンジョブリン(小島)*25が登場。
研究発表会の午前の部が始まる。我々は新たな発明をしました!*26と紹介され出てきた"世界初人間型スーパーロボット・オカユ"。おいケツ!(ケツ…尻…Siri……)と声を掛けると人間さながらの動きでなんでもやってくれるオカユ。頼まれたグラスを取ったりして、しっかりと働く様子を見せる。
だが午前の部終了後、「お前らの言うことなんて聞いてらんねぇ!もっと自由にさせろ!!」とキレるオカユ。オカユはロボットにも関わらず自我があった。仕方ないから自由にさせてやる、とジョブリン達はオカユが自由にすることを認めたが、裏では不満タラタラ。
発表会午後の部が始まる。午前中の部とは打って変わり、キャピキャピしたポーズで登場。とにかくフリーダム度が増す。板割り(できないので斗亜と晶哉が無理やわって成功したふり)早口言葉(私が見に行った講演はポニョの子子ポニョ、勿論できないけどできたと囃し立てる)*27と何でもできますよアピール。
そして客席ナンパコーナー。岡担スーパーファンサタイム。毎回その場にいる岡担がナンパされるのだが、私の見た公演は下手4,5列目の方が元気に手を挙げナンパされていた。電話番号教えるわと発した数字は「0120-444-444」ドモホルンリ○クルやないかい*28化粧水送っとくね!ついでに乳液も!などと言って笑いを誘っていた。
そんな中ロボット1号(當間)が会場凸してくる。ロボット1号はかつてジョブリンが開発したものの、人間の手に負えないくらい暴走をするようになってしまった。このままでは大変なことになってしまうので泣く泣くスクラップ*29したはずだったのだが…
危ないから離れろとジョブリンが言ったのにも関わらず1号に近づくオカユ。2体の対決になるが、オカユがまさかの燃料切れで敗北。オカユ死す。
楽園
1931年*30
クライ:斗亜
ライオン:晶哉
オオカミ:小島
トラ:當間
猟師(ギャング?):岡
オオカミ(小島)トラ(當間)そして上裸で劇団○季のライオン・キ○グを彷彿させる格好のライオン(佐野)が暮らしている森。彼らはある日、森に置き去りにされた人間の赤ちゃんが泣いているのに気づく。このままほっとく訳にもいかないしさてどうしようと動物一向。最初はオオカミだけ「人間は嫌いだ!」と育てるのに反対していたが、すっかり気に入ってしまったようだ。名前の案は色々と出たが「泣く」という意味の"cry"からクライと命名。クライは野生の動物のもとですくすくと育っていく。
時が経ち8年後、クライはなぜ自分にはみんなと同じように耳がないのか、キバがないのか、毛がないのかということに気づいてしまい、何故なのだと必死に問いかける
ライオン「いや自分3つとも当てはまってないんですけど!!」
そして、ライオンが遂に「実はお前は人間なんだ」と真実を伝える。オオカミキレる。
そんな時、猟師(岡)が森へやってくる。鉄砲を持っているから下手に攻撃できない…と我慢していたが、彼が羽織っている毛皮が自分の父の物だと知ったトラが猟師に襲い掛かってしまう。即撃たれて倒れる(トラ!トラ!!と言っている姿はトラジャに何かあったときネタとして使いたいから是非ダイジェストに*31)クライは人間の子供だという理由で猟師にさらわれ、アジトに連れ込まれる。
いつどちらが死んでもおかしくないシリアスなシーンのはずなのに、コントが始まる。クライが「どうぞお座りになって〜」っていや逆!逆!ふざけた調子で銃を奪い合うくだりは面白かった。鉄砲でドリルすんのかい!せんのかい!は個人的に一番ツボ。
なんとかギャングのもとから抜け出し森に戻ってきたクライだったが、既にトラは息絶えてしまっていた。自分の仲間を殺されたという理由で、オオカミはまた人間を嫌いになってしまう。
そして猟師はまた動物たちを襲ってきた。オオカミを庇ったクライは撃たれ死亡。
ライオンがクライの胸に手を当て
「心肺ないさ〜〜〜〜」
笑っちゃいけないけど笑った。
そういえば楽園でクライが「動物も人間も攻撃し合わず仲良く生きていけたらいいのにね」的なことを言い「既視感、、、なんだ、、」と思ったら、ぼくサバの予告でもこんなセリフあったなぁ(あれはニシタク)
再びウラメシヤにて
クライ「じゃあ死んだトラは!!トラ!!」
店主(晶哉)「天国に行ったのかもね」
とここウラメシヤの説明をする。生きてるのと死んでるのの中間的な場所なので少しフワフワするだとか。金左衛門が左半身だけ眠いのもこれのせいですか〜ってそれは違う。
完全に死んではおらす、生と死の中間なのだからどうにかして生還できないかと考える一向。そこで店主が「生き残る方法はある」と言い、、
ゲームコーナー!めざせ1%!開幕!
概要→グローブ座のキャパは約700人。その1%である7人が該当するような質問(例:今日九州から来た人〜など)を晶哉以外の4人が考え、4人それぞれの質問で手を挙げた人数の合計が7人であったら成功というチャレンジ。ちなみに1コママンガや左手絵しりとりの日もあったらしいので気になる方はそちらも調べて頂けたら。
まずは琉巧
「小学生の人〜」これは意外と0人(このご時世小学生連れはキツい)
そしてこじけん
「厨二病の人〜」まさかの16人(というか16人しかいなくて安心したよ)*32そんなにおったんや、、と驚きながらも「手上げてくれたのすごいですからね!僕も厨二病ですからね!誇ってください!!」などとフォロー。
まぁここで終わるのもアレなので仕切り直し、残り2人で7人ピッタリ目指します。
岡ちゃん「左利きでAB型の人〜」
ここで奇跡が起きる。手を挙げたのは7人。7人ピッタリ。
飛んで喜ぶとはこのこと。斗亜と岡ちゃん中心に舞台を走り回る。会場は拍手喝采。その公演で初めてめざせ1%の企画をやったにも関わらずミラクルが起きた。
とチャレンジには成功した彼らだったが、店主に生き返られる確率が高まっただけ言われる。今すぐ生き返ることができるわけではないと悟った4人だった。
再び再びウラメシヤにて
テーブル席でケンに前世の話をするクライ。クライが一方的に喋るだけでケンは無反応で寝てるか…と思いサングラスをとったら目ガン開き。オカユは金左衛門にタブレットのことを教えてもらっている。みんなで自撮りしよ〜とオカユが声をかけ自撮り棒でパシャる。ケンはノリが悪く取りたがらなかった。
そろそろお腹が減ってきた…が店主が一向に来ない。とりあえず食料を探そうとカウンターの中を覗くとそこには金色のランプが。それをカレーだと勘違いし喜ぶ4人。だが蓋を開けると中には店主、、いや、、魔人が、、、(スクリーンにランプの中が映し出される)ランプを擦ると魔人が登場。この4人がウラメシヤに集められた理由が明かされる…
そう、ここに集まった4人は特殊な能力を持っていた。
金左衛門には人を惹きつける能力、クライには動物と人間を繋ぐ力、ケンにはさまざまな道具を使いこなす器用さ、オカユには優秀な知能。
魔人は自分のことををきっしょと言った人間を倒すため、これらの能力が欲しかったのである。ケンにはロシアンルーレットと偽り全部の銃に弾を入れ、金左衛門の飲み物に毒を入れ、オカユを倒すためロボ1号を修理し復活させ、クライには…*34この死には全て魔人が関わっていた。
「きっしょ」の一言だけで復讐をしようとした魔人に呆れる4人。反撃。照明が点いたり消えてその度にポーズ(組体操みたい)が変わり、なんだかんだで魔人が倒れる。
魔人、頑張ってランプの中に戻ろうとしてあーだこーだする。ここのCGは非常に凝っていた。*35この舞台のCG全体にいえるのだが、どうしてもみ◯ず学苑を感じる*36
10年後
パティシエになり店を開いたケン(スクリーンに出る紹介画像がカッコつけすぎてて笑い)血だらけのエプロンに包丁を持っている。*37自撮りを嫌がっていたはずなのに自ら「写真撮ろ〜」と誘っている。
"オカエモン"(ドラ◯もんやん)として有名になり、グッズなども売られているオカユ。
人間とロボットと動物が手を取り合った国際会議のマスコットキャラクターになったクライ。
役者として人気になった金左衛門。エンターテーメントの素晴らしさを世に広めることができているみたいだ。
小島
「人生はどんな時でも何度でもやり直せる。ここからが俺らの始まりや!」
〜ED〜
モニターにエンドロールが映し出される。名前とNG集が同時に流れてくるので一度で吸収することは困難だった。何卒アーカイブ………
そして冒頭の燕尾服で再び5人が登場。アフタートーク。20分くらいたっぷりとお喋りしてくれる。千秋楽公演はあまりにも長くてレポ待機勢がげんなりしていた。
最後に(超個人的な感想)
「ジャニーズの舞台は大抵トンチキ。話の流れなんか気にせず演出に期待しろ。」といったニュアンスの言葉をよく耳にする。これはジャニワジャニアイとか東のジャニーズがジャニーさん演出の下でやる舞台に多く寄せられる言葉で関ジュはあまり関係ないかもしれないが…
対して関西ジャニーズJrの舞台は、関西だけあって「コント!お笑い!」要素がふんだんに詰め込まれる(少年たちやAnotherは平和や命の大切さに重きを置いているから微妙だけど)お笑い芸人に引けをを取らない掛け合いを披露する一方、関西以外の人間(例:筆者)には受け入れられにくい傾向がある。私はもう慣れたが、家族でまいジャニを見ている(リアタイだとどうしても朝ごはんの時間帯になる)と朝なのにお通夜状態になってしまうこともしばしば。お顔がよろしいから見続けちゃうけどね。
「笑劇」は確かに関ジュがやる舞台だった。アドリブでいかに物語を面白くするか、このボケとツッコミでいかに会場を笑わせるか、ドキドキハラハラも楽しむ彼ら、あとどこを切り取ってもイケメン(おい)これは関ジュにしかできないことだろう。
でも彼らは"関ジュ"という肩書きだけを背負っているわけではない。あくまでも彼らは"小島組"だ。"関ジュ"という肩書きだけにとらわれなかった彼ら小島組。原作があるわけでもない、物語の大枠があるわけでもない。そんな中彼らはゼロから作・構成・演出を手掛けた。
なんだかんだ多くのジャニーズ舞台は既存の作品を発展させたものがほとんどだ。ジャニアイ、ドリボ、少年たち、えび座、滝沢歌舞伎、エンドレスショック、Another、青木さん家の奥さん……よく言えば「伝統の舞台」だし、もちろんジャニーさんが手掛けたエンターテイメントとして他には真似できない凄さがあると思う。ただ、裏を返せば大枠は同じことの繰り返し。
エンタメ界では伝統ある作品を守っていくのは勿論、ありとあらゆる新作品が毎年、いや毎日のように生み出される。ジャニーズはどうだろう。
現場が発表されて「ナンジャコレ!?」という反応より「今年もこの時期か〜一年早いわ〜」という反応の方が多いのではないだろうか(一概には言えないけど)
だが今回この舞台が発表され「今年もこの舞台の時期か〜」と思った人は誰1人といないだろう(関ジュグローブ座の時期か〜と思った人はいるかもしれないが)「THE BEGINING 〜笑劇〜」という全く新しい舞台。
この舞台を鑑賞した人が「ネタバレ禁止だけど…それ以前にレポが書けない!」と口を揃えて言う。「ジャニーズのトンチキだもんな…しょうがねぇ…」と自担のお顔と歌だけに期待をして小島組の世界へ向かった。でも蓋を開けたらちゃんとした物語だった。
それぞれが主人公となるオムニバス形式と聞いていたからストーリーの内容は薄くお笑いメインなのかと思っていたらそうでもない。というかむしろ逆だった。最後には一つの物語として壮大なエンディングを迎える。そしてネット上で飛び交う考察、伏線、私は物語を吸収するのに必死で「こんな伏線が!?クソーー悔しい」と驚きの連続。
ファーストインプレッションで"ジャニーズのトンチキ"と"関西のお笑い"要素を感じさせながら、掘り進めるとしっかりとした殺人ミステリー。豪華にできないのならば逆にB級感を出してしまえ!と生み出されたスクリーン上でのCG演出は物語に良いスパイスを加え、歌とダンスもさすがジャニーズと言わんばかりの完成度。お顔も良い。
これは全くもって新しいエンターテイメント「小島組」の「笑劇」だった。
この舞台を企画・プロデュースしてくださった大倉忠義P。多くのステージ経験があるとはいえ、まだ学生の5人*38にゼロから舞台を作らすのはなかなか勇気のいることだっただろう。なにわがデビューした後(てかなにわがデビューしたことも)関ジュが焼け野原と言われなかった理由も大倉Pなしでは語れない。関ジュ並びにそのオタクは魂を売っても感謝しきれない。次はどんな大倉サプライズをしてくれるのかと〜〜〜〜っても楽しみ。
この調子で一人一人に思いを馳せてしまうといよいよこのレポがお蔵入りしてしまいそうなので自制しておく。
ボイビ(上垣くんに限っては文章のミスを冷静に指摘してくることが多いに予想されるので読まないでね)でも理解できるように脚注をつけまくったり推敲しまくったりできる限り工夫したが、このレポを最後まで読んでも「わからん!」と思う人はいるはず。
でもこれは何もおかしいことではない。「時代が追いついていないだけ」なのである。
今はまだマイノリティーな価値観でも、これがニューノーマルとなる時代が来ると思っている。これは単なる「伝説の始まり」に過ぎないのだと。願望込みの予想「末澤誠也に外部舞台」を当てた筆者が言うのだから間違いない(説得力皆無)
「人生はどんな時でも何度でもやり直せる。ここからが俺らの始まりや!」
THE BEGINNING ~笑劇~
小島組、そして新生関西ジャニーズJr.は
まだ始まったばかり。*39
To be continue!!!!!
*1:関西ジャニーズJr. LIVE 2021-2022 THE BEGINNING~狼煙~ Aぇ! Group 公演
*2:Aぇ! Group 小島健を筆頭とし佐野晶哉、丸岡晃聖、角紳太郎、千田藍生、吉川太郎、小柴陸、奥村颯太が2021年の夏に松竹座にて行われたライブ「関西ジャニーズJr. Summer Special 2021」(Lilかんさいはこの期間中なにわ男子のバックについていたため出演はなし)期間中にSMAPさんの名曲「オレンジ」の自作MVを作ったことが小島組の始まり(MVを作ることになった経緯は「小島組 オレンジ 100点カラオケ」と調べていただくのが手っ取り早い)本人曰くメンバーは変動制。
*3:写真サイズのクリアカード
*4:本確云々言われているがあれは本確できる状況ではない
*8:くださっていた。ツイートを引用するのは大変おこがまなので各自で調べていただけたら
*9:6年間歌に打ち込んだものの昨今の流行病によりなかなかできずカラオケに通う日々
*10:某swdさんが退所してしまった為お蔵入りなのではないかというツイートを見て絶望
*11:Lilかんさいオリジナル曲「Lil miracle」の一部分
*12:岡佑吏は滑舌が悪いことで有名。ライブで「ARASHI」を歌った際は「そうさ僕らはSuper Boy」のところを「そうさ僕らはかつぜつわるい」と替え歌したくらいには。
*13:筆者は軽いディズニーアンチゆえそもそも原作のあらすじが分かりません。雑です。
*14:2019年に行われたAぇ! Groupの関西凱旋公演でのコント内に登場したインド好きのお姉さん、以降Aぇ! Groupのライブには必要不可欠(?)な存在となっている
*15:毎公演絶妙に面白くないことをやっていたらしい。
*16:ちなみに晶哉は上手側の階段で傍観。
*17:TVfan 4月号、TVガイドAlpha ZZ、STAGEnavi vol.65、BESTSTAGE4月号、ドル誌3冊(DUeT、WiNK UP、POTATO)4月号
*18:晶哉と斗亜と琉巧は2016年入所、こじけんは岡ちゃんと同じ2012年入所だが研修生期間の関係で厳密には岡ちゃんの方が先輩
*19:nhk第一で毎週土曜夜20時より放送されている生放送のラジオ番組。王道(?)アイドルラジオとして若手ジャニーズの登竜門になりつつある。21時台を浜中文一くんと関ジュの誰か(Aぇ! GroupとLilかんさいの中から週替わりで1名)が担当しており、即興やら無茶振りやら色々と洗礼を受けている。文一くんは舞台経験が豊富なので笑劇の演技指導もしてくださった。
*20:このヌンチャクは自分が見た公演から変更になったらしい。それまではゾウ?ゾウってなに?(わからんなら書くな)
*21:ちなみにこのロシアンルーレットの一発目で〜の件は、こじけん本人が大倉Pに舞台の構想を話していた初期段階で出た話らしい。大倉Pにはウケたのこと。
*22:ちょうど生類憐れみの令が出された時あたり
*23:10年だったかも忘れてごめんなさい
*24:このラーメンはちゃんと笑劇用の凝った印刷がしてあるそう、このシーンには金左衛門らにとっての3分間とカップ麺の出来上がりを待つ3分間では時間の重みが違う的な意味が込められているそう
*25:カツラ被ると外国人にしか見えないので早くハーフ役くれ
*26:Aぇちゅーぶの初動画を思い出した
*27:午前の部のことか午後の部のことかがごっちゃになった気がする
*28:回によって数字は変わるらしい
*29:(・・・を)くずとして捨てる、解体するという意味
*30:原始時代頃の話かなと思ったら意外に最近だった
*31:2月上旬時点でまさかトラジャがアメリカに行くとは思わなかったよ…生きて帰ってきてね
*32:筆者があげたかあげていないかは伏せておくが、鬼滅やら呪術やら東卍やらの流行りモノに乗っかるやつありえね〜とか謎に尖る時点で察してほしい
*33:0人はびっくりしたが冷静に考えるとデジチケじゃん、、、ガラケー使ってる人はスマホに変えなきゃ
*34:正直に、忘れました!死因がわかる方いらっしゃったらコメントかリプかDMにお願いします…
*35:晶哉のCG撮影は11時間かかった。岡ちゃんは10分。
*36:首都圏に11校舎を展開する大学受験予備校。東京住みは電車などでよく広告を見かけるのではないだろうか
*37:ここの部分の謎だけ解けない人は多数見かけた。
*38:こじけんは4回生で今年卒業予定(おそらく留年していないはず…)晶哉は音楽短大の2回生で今年無事卒業。おかゆは晶哉と同じ2回生(四年制)斗亜は高3で今年卒業。卒業式で大阪に帰った後グローブ座での夜公演をこなす(しかもその日がまさかの演出大幅変更返金回)琉巧は高二
*39:皆さんこの伏線には気づかれましたか?自力で気づいた唯一の伏線です